骨粗しょう症

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豊田整形外科

骨粗しょう症ドックについて

当院は骨粗しょう症ドックをおこなっています。

皆さまは人間ドックなどで健康に気をつけていると思います。
健診等で内臓などの病気に対しては注意していても、骨に対しては気にかけていない方が 意外と多くいらっしゃいます。
しかし、実は骨粗しょう症は寝たきりの原因になる病気です。
他に病気がなくても、骨を折って寝たきりになって介護が必要となっては、悲しいですよね。

ですから、骨を折って寝たきりになる前に自分の骨密度を知っていただき、 健康で介護の要らない生活(これが健康寿命という考え方です)をすることが目標です。

当院は骨粗しょう症ドックを皆さまに提供させていただき、「美しく老いる」ことのお手伝いをしたいと思っております。

骨粗しょう症ドックの受診をご検討いただきたい方

  • 60歳以上の方
  • 女性(とくに閉経がはやかった方)
  • 日頃から運動不足の方
  • 背骨が曲がってきた方
  • 転倒などで過去に骨折をされた方
  • リウマチ、糖尿病、腎臓病を治療している方
  • ステロイドを内服している方

などですが他に、健康な方でも将来寝たきりにならないために、
自分の骨の健康をチェックすることをおすすめします。

骨粗しょう症とは

骨の密度が低下して、骨が弱くなり、結果的に骨折をしやすくなります。
40歳以後よりはじまります。原因としては、食生活、カルシウム吸収力の低下、閉経に伴うホルモンの欠乏などがあります。
現在1300万人の患者さんがいるといわれています(日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015 年版」より)。
骨折は、介護が必要となる原因のひとつです。生活の質に大きな影響を与える要素といえます。

健診の流れ

骨粗しょう症ドックは当日でも可能ですが、検査は予約制となっております。電話にて予約ができますので、「骨粗しょう症ドック」希望とお伝えください。

電話番号 0565-71-5050
予約時間 午前9時~12時 午後4時~7時
※休診日 木曜 日祝日

医師による問診

既往歴や過去の骨折等で、骨粗しょう症の危険性を判断します。
これまで日本脊椎脊髄病学会認定の脊椎脊髄外科指導医の立場で骨粗しょう症患者さまの治療をしてきました。お任せください。

X線骨密度測定装置(DXA)

当院では腰の骨(腰椎)と股の骨(大腿骨)の密度を測定しています(HOLOGIC社 Discovery使用)。
米国医療研究品質局(AHRQ)では、
65歳以上の女性はDXA法による骨密度検査を推奨しています。

血液検査

骨は常に新陳代謝をおこなっています。
骨を作る細胞(骨芽細胞)が新鮮な骨を作り、古くなった骨を壊す細胞(破骨細胞)が働いて、健康な骨を維持しようとしています。骨粗しょう症はこのバランスがわるくなることによって、骨が弱くなります。

血液検査で、血液中の骨の材料(カルシウム、リンなどのミネラル成分)のほか、
骨をつくるコラーゲン(骨生成マーカー)や壊す酵素(骨吸収マーカー)を調べることができます。
これにより、何が原因で骨の密度が低下したか判断でき、状態に適した治療が選択できます。

治療法

  • 食事療法
    食事から、カルシウム、ビタミンD、ビタミンK等の骨の健康に大切な栄養素を摂取します。
  • 運動療法
    運動により骨に負荷をかけて骨密度の低下を防ぎ、骨を強くします。また、筋肉が鍛えられ、転倒しにくくなります。
  • 薬物療法
    お薬で骨を強くします。
    検査の結果をもとに、お一人お一人に合った治療薬を選択いたします。