首・腰の病気
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人体には体を支える背骨(脊椎)があり、大きく3つの種類に分けられます。頚椎(首の骨)は7コ、胸椎(背中の骨)は12コ、腰椎(腰骨)は5コあり、これらが靭帯や椎間板(骨の間のクッション)といった組織で結合して、体を動かすことができます。 また、(脊椎)の中には骨のトンネル(脊柱管)があり、そこに脊髄(神経)が通っています。 脊椎・脊髄疾患は、生活習慣、老化、遺伝などさまざまな原因でこうした部位に障害がおこり、痛みやしびれなどの症状がでます。
頸椎症
頸椎(首の骨)は7個あり、その間にクッションの役目をしている軟骨(椎間板)があります。
30代より変性(老化)が始まり、その結果、骨が変形し神経などを圧迫し、首の痛み、肩凝り、腕の痛み(神経痛)がおこります。
治療は、
①薬物療法
②理学療法
③ブロック注射
などです。
腰痛症
腰痛の原因はさまざまです。
腰の骨(腰椎)の間にあるクッションの役目をしている軟骨(椎間板)が傷ついておこることが多いのですが、筋肉や骨が原因のこともあります。
腰痛を経験される人は多いでしょう。
うまく付き合いながら、腰を痛めないように予防することが大切です。
腰椎椎間板ヘルニア
みなさんは椎間板ヘルニアを腰痛症と間違って認識していませんか?
すべての腰痛の原因がヘルニアではないのです。
腰椎の椎間板ヘルニアでおこる主な症状は、腰痛ではなく、お尻から足の痛みやしびれ(坐骨神経痛)です。
原因は椎間板が神経を圧迫することです。椎間板の変性(老化)、喫煙、遺伝的要因がもととなっておこると言われています。
腰部脊柱管狭窄症
腰の骨(腰椎)の背中側には、神経が通っているトンネル(脊柱管)があります。
老化などにより椎間板や骨の棘がこのトンネル内に突出すると、結果的にトンネル自体が狭くなり、神経を圧迫します。
症状はヘルニアと同じように坐骨神経痛がおこります。立っていたり、歩いたりすると症状が悪化(間欠的跛行)し、生活に支障をきたします。